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受動喫煙の防止について

 受動喫煙について

  受動喫煙とは、室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいいます(健康増進法第25条、労働安全衛生法第68条の2)。

 

 たばこの煙には、喫煙者本人がたばこやフィルターを通して吸う煙(主流煙)と、火のついているたばこの先から立ち上る煙(副流煙)があります。

 たばこの煙による健康への悪影響は、喫煙者本人にとどまりません。他人が吸っているたばこの煙を吸わされる受動喫煙も、肺がんや喉頭がん等のがんや、虚血性心疾患や慢性閉塞性肺疾患等の疾患を引き起こす危険因子であり、健康へ重大な影響を与えます。日本では、受動喫煙が原因で年間約1万5千人が死亡しており、深刻な問題となっています。

健康増進法の一部を改正する法律(平成30年法律第78号)について

 望まない受動喫煙を防止するため、多数の者が利用する施設の管理権原者等に受動喫煙防止措置の実施が義務付けられた「健康増進法の一部を改正する法律」が平成30年7月25日に公布されました。

 

改正の趣旨

第1 「望まない受動喫煙」をなくす

 受動喫煙が他人に与える健康影響と、喫煙者が一定程度いる状況を踏まえ、屋内において、受動喫煙にさらされることを望まない者がそのような状況に置かれることのないようにすることを基本とする。

 

第2 受動喫煙による健康影響が大きい子ども、患者等に特に配慮

 子どもなど20歳未満の者、患者等は受動喫煙による健康影響が大きいことを考慮し、こうした方々が主たる利用者となる施設や、屋外について、受動喫煙対策を一層徹底する。

 

第3 施設の類型・場所ごとに対策を実施

 「望まない受動喫煙」をなくという観点から、施設の類型・場所ごとに、主たる利用者の違いや、受動喫煙が他人に与える健康影響に応じ、禁煙措置や喫煙場所の特定を行うとともに、掲示の義務付けなどの対策を講ずる。

 

喫煙者の皆さまへ

平成31年1月17日に、「健康増進法の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令」が交付され、1月24日から改正健康増進法の一部が施行されました。

今回の施行に伴い、喫煙者に対して、1月24日から次のとおり配慮義務が課せられました。屋内・屋外を問わず、喫煙の際には周囲の状況を確認するなど、十分に留意してください。

 

喫煙をする際の配慮義務に関する事項:健康増進法第25条の3第1項関係

  • 喫煙をする者は、喫煙をする際は望まない受動喫煙を生じさせることがないよう周囲の状況に配慮しなければならない。

 

配慮義務の具体例

  • できるだけ周囲に人がいない場所で喫煙をするよう配慮すること
  • 子どもや患者等特に配慮が必要な人が集まる場所や近くにいる場所等では特に喫煙を控えること 等

 

(平成31年1月22日 健発0122第1号 厚生労働省健康局長通知より)

 

 健康増進法の一部を改正する法律の概要(厚生労働省作成資料)

参考資料

 

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